東日本大震災から10年。しかしまだ余震があって、不安に思う人も多いでしょう。
地震や津波、噴火などの自然災害は、いったん起きると大規模になる可能性があるので、通常の保険では対応しきれません。
地震については国がバックの地震保険が対応します。しかし普及率はまだ3割。加入をどうしようか迷う人も多いでしょう。
保険の内容は全国共通!
地震保険は、国が開発して国が支払いを保証し、民間の保険会社が販売している商品なので、内容は全国どこも同じです。
ただ保険料は、過去の地震の確率などから設定されるため、都道府県によって違います。
ちなみに地震保険は、大前提として「火災保険」加入しないと入れません。上限金額は「火災保険」の30~50%の範囲内。
つまり2000万円の火災保険に加入したら、1000万円までの地震保険に入れるというイメージです。
ただ、地震が起きたら、1000万円の保険金が出るのかといえばそうではありません。地震保険は「全損」「半損」「一部損」など、程度によって下がる金額が違います。また実際に地震が起きても、「一部損」とみなされない被害も多くあります。
加入するなら長期加入で!
大きな地震が起きると、みんなであわてて地震保険に加入するので、加入率は上がります。けれど、しばらく地震がないと安心してしまうのか、やめてしまう人も多くいます。
でも地震はいつ起きるかわかりません。
特に日々、心配を感じる方も多いでしょう。そういう方は、どうせ入るなら長期加入がおすすめです。
まとめ払いがトク!
地震保険は、最長5年まで、まとめ払いができます。
まとめて払うと保険料は安くなり、例えば5年分をまとめて払う4.65年分の保険料ですみます。
また地震保険には、「免震建築物割引」「建築年割引」「耐震等級割引」「耐震診断割引」という4つの割引があり
ます。
これらに該当すれば、保険料はかなり安くなります。
自宅の地震保険の保険料を知りたい人は、日本災害保険協会のサイト試算すると。割引も含めた保険料を算出できます。
ちなみに地震保険に加入すると、税金の控除(所得税は最高5万円、住民税(地方税)は最高2万5000円)がありますので、会社が処理してくれる場合には、損害保険会社から「控除証明書」が発行されたら、年末調整時、会社に提出するようにしてください。最近地震が多いので入っておくと安心ですね。
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