たとえば手元にボーナスの100万円があったとします。
この100万円で株を買えば、120万円になるかもしれません。
ただし株への投資にはリスクもあるので、100万円で買った、株が80万円に値下がりするかもしれません。
そこでこのボーナスで、住宅ローンの繰り上げ返済をするのはどうでしょう。
検証しよう!
例えば、35歳で3000万円を、金利1.5%、35年ローンで借りたとします。月々同じ額(約9万円)を返済していきますが、ローン返済は最初、利息の支払いを多く行い、後に元金の返済をしていくものとします(元利金当方)。
10年後、ボーナスで貯めた100万円を株ではなく住宅ローン元金の返済に使います。するとなんと支払うはずの利息約44万円を支払わなくてもよくなるます。
住宅ローンの繰り上げ返済で効果が大きいのは返済期間の短縮。
上のケースでは100万円を投入すると、1年3か月分の支払期間がカットされ、44万円もトクをします。
繰り上げ返済は、早ければ早いほど効果大!ただし収入が多く住宅ローン控除を使うと税金がたくさん戻る人は、返しすぎると税金で損をする可能背もあるので、しっかり計算してみましょう。
手数料を考慮しよう
今はまとまった金額ではなくても、インターネットで1万円から簡単に、繰り上げ返済が出来る銀行もあります。
ただ「もうすぐ住宅ローンを完済する」という人は、それほど効果が望めないケースもあります。繰り上げ返済には手数料がかかるところが多いからです。
ただ、金利僅か1.5%の住宅ローンでさえ、これほどの効果があるのですから、10%、15%といった高金利のカードローンやキャッシング、分割・リボ払いなどはさっさと返した方が有利です。
いろいろな心配を抱えてしまいがちですが、ボーナスを活用しながら、お得に不安を解消しましょう。