SDNの概要 | 若手エンジニアのブログ

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文系出身の若手女子エンジニアによる技術ブログ。
日々の経験や学びをアウトプットするためにブログを書いています。
バックエンド(Java+SpringFramework)を経てインフラエンジニアになりました。
今は育休中につき、本で勉強したことを中心にアウトプットしています。

今日はネットワークの技術である、SDN(Software-Defined Networking)の概要をざっと勉強したいと思います。

 

もくじ

1.SDNとは

2.SDNの考え方・技術発展の背景

3.OpenFlowプロトコルについて

 

1.SDNとは

SDN(Software-Defined Networking)を直訳すると、「ソフトウェアによって定義されるネットワーク」。

ソフトウェアによってネットワークを管理・制御する技術の総称が、SDNと呼ばれる、らしい。

※SDNの定義を色々と調べてみたものの、ベンダー企業や情報関連の団体等によってまちまち。。
「DX」などのバズワード同様、とりあえず何となくそれっぽいワードだし、みんな使ってるけど、定義がふわっとしている、的なやつだと思われます。

 

2.SDNの考え方・技術発展の背景

コンピュータ・ネットワークは、個々のネットワーク機器(ルータ、ハブ、スイッチetc…)が集まって構成されている。

 

これまでは、各ネットワーク機器の初期設定やメンテナンス、設定変更などの管理、保守・運用作業は、機器それぞれに対して行う必要があった。

そのため、ネットワークが大規模になればなるほど、管理対象の機器も増え、
管理や保守運用はとても大変であった。

 

そこで、ネットワークの管理の煩雑さを解消しようと登場したのが、SDNの技術である。
SDNでは、今まで個別管理していたネットワーク機器を、ソフトウェアでまとめて一元管理することになる。

言い換えると、管理サーバ(管理装置システム)が、ネットワーク機器を中央集権的に管理する仕組みにしましょうということだ。

 

SDNでは、ネットワークの各機器を一元管理するソフトウェアを、管理サーバ等にインストールする。

そしてその管理サーバから、遠隔操作で各機器の設定や状況確認、メンテナンスを行う。

 

 

3.OpenFlowプロトコルについて

SDNを実現するプロトコルの代表例として挙げられるのが、OpenFlowである。

 

通常のネットワーク機器は、制御機能(Control Plane)と転送機能(Data Plane)という2つの機能を持っている。

 

OpenFlowでは、これら2つの機能を分離させ、

  • 制御機能→ネットワーク機器を中央集権的に管理するソフトウェア
  • 転送機能→各ネットワーク機器

というように、機能の担い手を分ける。

 

制御機能は、OpenFlowコントローラと呼ばれる部品を設計・実装することで、実現することができる。

 

OpenFlowの規格は、ONF(Open Networking Foundation)という業界団体が公開しており、自由に使えるようになっている。

 

 

 

今回は以上!

薄い内容ですが、とりあえず概要は何となくつかめたということで…(;^ω^)