(・・・前回からの続き)
例えばカナダでは、約4%にいたる子供がなんらかの食物アレルギーだと診断されている。
アレルギーサポートグループAnaphylaxis Canadaによる
Anaphylaxis Canada
http://www.anaphylaxis.org/content/whatis/qa.asp
たいてい、血液検査とプリックテストで診断をするのだが、
半分くらいの確率で、テストの結果は正確ではない、という医師(エドモントン、カナダ)もいる。
【血液検査&プリックテスト】
・血液検査 -- 採血にてIgEレベルを検査
・プリックテスト -- 少量のアレルゲンを針につけ、皮膚にその針を軽く刺して、
湿疹(虫刺されのような腫れ)が出るかどうか調べる。
【血液検査&プリックテストの信頼性】
(北米、ある調査によると)
・プリックテストでは
プリックテストで、”虫刺されのような腫れ(直径5mm)”が出た子供で
本当に食物アレルギーだった子供は、40%しかいなかった。
さらにその40%の子供のうち、
アレルギー疾患への対応が必要だった子供は、半数だった。
(ピーナッツアレルギーだけに限らず)。
また、プリックテストで出る虫刺されのような腫れのサイズについて、
論議されることもあるが、現在のところ、腫れのサイズにより、
アレルギーのコントロールができたという実績はない。
またプリックテストでは、
針を使用したテストをするというストレスから、陽性の結果が出るということも、
あるらしい。
・血液検査では、
ピーナッツアレルギーと診断された患者のうち、本当にアレルギー症状
を見せるのは、6人に1人。
IgEレベルが高いことは、しばしば、本当にアレルギーだということを示唆
するものだが、逆に、本当のアレルギーの子供のIgEレベルは、それほど
高いレベルで表れない、ということもあるのだ。
⇒ 血液検査、プリックテストが陰性でも陽性でも、負荷試験で「陰性」となる場合も
あるということ。
負荷試験をしてみて初めて、本当にアレルギーだったことが分かる、ということ。
【負荷試験は、するべきなのか・・・?】
アレルゲンがピーナッツだけなら、一生ピーナッツを食べなければいいのではなか?
わざわざリスクのある試験(負荷試験というだけに!)を子供にさせるのは、
本当に良いことなのか?
これが、小麦粉とか、卵とか、何にでも入っている食物なら、話は別だと思う。
ピーナッツなんて、食べなくても、日本にいる限りは、問題なくやっていける。
もちろんまた北米に住まなければならなくなったりしたら、状況は変わるけれど・・・。
地元の小児科主治医は、「やめておいたら?」と言っている。
負荷試験中に、アナフィラキシーなんかになったら、子供が可哀想だよ!という意見。
だけど、アレルギーの専門医は、「是非負荷試験を!」と言っているのだ。
医者の意見が違うので、こっちも迷う。
・・・次回は、負荷試験について。今回はここまで。