ガールズバーと言って、女の子ばかりがバーテンダーをしているお店に昔、友人に連れて行ってもらった事があります。今はそこにプラス風俗要素も加わるお店もあるようですが、私が連れて行ってもらったお店は、本格的なカクテルバーのお店でみんなバーテンダーとしてのキャリアも積んでいてた女性の人ばかりでした。

 

私が健常者の頃に行ったので20代後半から33までの間の頃の話なので、今から四半世紀以上前になります。バーテンダーの女性は全員私らとそう年齢が変わらないくらいの世代の人達ばかりで、王道のカクテルを王道に作ってくれました。

 

私も丁度その当時にバーテンダーをやっていた事もあったんで、お酒を友人と飲み酒談義で花咲かせるのも楽しみだったんですが、友人の目論見通り、バーテンダーさんの技術を盗み見するのも楽しみでした。

 

バーテンダーの学校も出てないし正規の教育も受けてないし、すべて我流でやって、何とか見た目の体裁を整えていた私と違って、本格的に修練を積み、お師匠さんの太鼓判を押されてのれん分けされた人たちは流石に技能も違いました。

 

使っているお酒はそんなにいいものを使っているわけではありません。

普通に酒屋で市販されてるし、誰でも手が届くようなそんなもんばかり。

流石にウイスキーやワインは結構なものも置いてありましたが、店の雰囲気がカジュアルスタイルだったので、廉価で美味しく快適に過ごしてもらおうというコンセプトを強く押し出していたので、くつろぎやすい感じの店づくりと照明を取り入れていました。

 

だからお客の回転率は考えていないので、店の照明は明るすぎるということもなく、暗すぎるということもない。ただまあ普通の家の照明比べたらやや暗い感じがするかなという感じでした。

 

お店のバーテンダーさんは全員ポニーテールをしていました。統一感を狙ってそうしていたのか、そこは分かりませんが、きびきび動く姿にポニテの髪がなびく姿は凛々しく感じました。

 

このお店がまだそのままそこの場所で四半世紀以上営業しているという事を友人から教えてもらいました。そして驚いたことはもう一つ。そのお店の従業員もメンツの入れ替わりは多少はあったのでしょうが、ほぼ変わっていないという点でした。

というのも友人がお店のバーテンダーさんの了解を取り付けて一緒に撮った写真があったのですが、あの当時のバーテンダーさんが僕らと同じように歳食ったような感じになっていたんです。

しかも、あの当時と同じポニーテールで統一されていました。

 

友人から見せてもらった写真を思わずしばらくの間ガン見していました。

 

すると友人、「こんなかに好みのひとでもいたんかい?」と。

 

「いや、そういうのじゃなくて、まさかお店も人もそれほど変わらずに続けていた事に驚いてるんだわ。まあ、女のバーテンダーさんばかりってのは珍しいコンセプトだからなあ」

 

このお店の制服は女性のバーテンダーさんが執事服みたいな男性ルックなんだけど女性仕様の制服を着用して黒の蝶ネクタイ締めていました。髪留めは統一されてはいませんでしたが、シックな色合いの落ち着いた柄のものでした。

 

にしても四半世紀、よくお店続けてこられたなあと感心していました。

 

まあ、また東京に行く機会は何度かあるんで、その時に立ち寄らせてもらいたいなと思いました。

 

二件目の話は先日、仕事帰りに母の見舞いに出かけ、そこで母に捕まって結局家に帰ったのが夜の8時過ぎになりました。その道中での話です。

夜間工事をしていて、交通誘導していたのが女性でした。

そしてこの交通誘導していた女性の制服が私が昔勤めていた警備員の制服とよく似ていたので思わずガン見し、しかもよくよく見たら結構綺麗な女の人だったので余計にガン見していました。

するとその視線の先にさらに珍しい光景を目にしたんです。

ユンボで合材を剥がしているオペさんがまだハイティーンじゃないかと見えるくらいに若い女の子でした。

ユンボのオペさんで女の人はホント見かけないんで、ガン見してしまったんです。

そしてよくよく見てみたら、あれ、手元の職人もあれ、女の人じゃない?

そうなんです、オペさん以外の職人の中にも女の人がいました。

 

工事現場にしてはあり得ない女性比率に仰天して固まってボケーとみていたら、ガードマンさんが、「ご協力ありがとうございました。」と声をかけてくれました。

流石に全員女性ってわけじゃなかったんですが、手元に女性が1人、オペさんが女性、ダンプの運ちゃんがこれまた女性、そして現場監督さんもよく見たら女性でした。しかもこの人が一番小柄で童顔な顔立ちしていたので、七五三みたいに見えてしまいました。子どもに普段着せない晴れ着や正装をさせると服に着させられているといった感じで写真写りしてしまうことがありますが、そんな感じに見えてしまったんです。

ちなみに交通誘導してくれていたガードマンさん3人のうちユンボ周りは男性だったけど片交していたのは女性二人でした。

 

オペさん以外は30~50代くらいの女性に見えたけど皆さんそれぞれに綺麗な感じの方だったんで、ここまで美人さんが集まるなんて珍しいなあと感じました。

 

まあ、ガードマンは私も10年のキャリアがあるんでわかりますが、単純だからこそ奥深い職業なので、やってて非常に面白いし、またスポット現場といって1発仕事。例えば、吊り荷を一個だけ吊り上げるのに繁華街で危ないからガードマンさんをつけてくれという現場が滅多ないんですが、たまにあります。こういう現場ばかりを運よく、同じ日に4つも回ったことがあるんですが、一発仕事でもそれはそれで時給じゃなくて一日分の仕事と計算してくれるので、この日の日当は4日分、当時の給与で行くと8500円かけるの4回つまり、たった5時間程度(移動時間を含めたら8時間労働にはなりましたが(笑))の仕事で3万4千円も荒稼ぎ出来たのです。

 

こんなことが今もあるんかどうかは分かりませんが、四半世紀前には年に何度かあったんで、ガードマンと乞食だけは三日やったらやめらんねえとよく冗談交じりにガードマン仲間と話していました。

 

 

それにしても女性の社会進出が進んだんだなと実感しました。

 

私の職場でも技師の女性職員多いですし、申請に来られるお客さんでも施工管理技士や土木管理技士の資格を所持されている方を目にする機会が多いです。

 

私が今の職場に勤めるようになって今年で6年目ですが、6年前はそれ程でもなかったんですが、今は事務員の人が書類をお使いで届けに来るだけじゃなく、専門の女性技師さんが直接書類以て相談に来られることも結構当たり前に目にするように変わってきています。

 
しかも最近は新卒採用されたような若い女性技師さんをよく見かけるようになりました。

 

 

若い女の人が安心して働けるくらいに土木工事の会社の雰囲気も変わってきているのか、そこまでしないと人手不足で大変なのかわかりませんが、令和になって私も職場が変わったけど、女性のブルーワーカーへの進出が結構目に付くようになったことに最近になって気づきました。今年に入ってからは移民女性の技師さんも目にするようになりました。

 

流石に移民の技師さんは今年から始めて目にしました。

 

移民の技師さんを見るのは男女通してみるのは今年が初めてでした。

 

移民の日本社会への浸透は結構進んでいるんだなと複雑な気持ちになりました。