2024年2月9日から2024年2月11日まで東京に行ってました。

甥っ子夫婦にご馳走したのは2月10日の夜。

私の住んでるマンションから3件隣くらいに紋屋という高級料亭がありました。

本店はこの泉岳寺なのですが、支店が立川にもあります。

平日の晩にハイヤーに乗ってお客さんがやってきてました。

そしてそんなお客さんをおかみさんか女中頭みたいな人がお見送りしていました。

昼間もこんな感じで結構風情があるんですが、

夜だともっと風情があります。

ここだけはこのまま変わらずにいてほしいなと思います。

さて、甥っ子には4年いや3年か?

私の家に住んでもらいました。

家のローンの残債があるんで金をとるのは忍びなかったんですが、家賃は10万。

ただし水道光熱費は私が負担するという条件でした。

甥っ子たちにとって10万の家賃は最初はかなり重荷だったんじゃないかと思います。

歯学部を出て医者の卵にはなったけど、まだ新任だし、甥っ子は最初は博士課程に進んでいたので、勉強の合間に医者のアルバイトをするという感じだったので土日だけしかアルバイトを入れることが出来ません。週8~10日くらいの医者のアルバイトで20万には届かない程度のバイト代は稼ぐことが出来ていたようです。二人合わせて40万行かない程度らしいので生活は出来ていたでしょうが家賃引いたら30万足らずしか残らないので大変だったんじゃないかと思います。

港区高輪は住宅街もあるんですが、基本オフィス街なのでスーパーマーケットもあるにはあるんですが、そんなに安くはありません。物価もやっぱり近郊住宅地なんかに比べると二倍とまではいかないですが、やはりはっきりと高いとわかるくらいの差はあります。

 

だからずっと無理してもらったお礼に最後くらい贅沢させてやろうと思って、それと大事に住んでくれて綺麗に使ってくれていたお礼も兼ねてご馳走しようと思ったのでした。

 

この料亭、私は高輪に住んですぐに一度だけ訪れたことがあります。

料亭だと知らずに行き、単品ばかり頼んでそれがみんなうまかったから調子に乗ってバカバカ居酒屋で頼む調子で頼んで飲んで食ってしまったんで、帰りのお会計で危うくお金が足りなくなって恥かくところでした。たまたま預金をおろしたばっかりでそのおろした金を手に持っていたから救われました。

 

一人で飲み食いして5万超えるなんてのは初めての経験でした。

 

風俗店や女の子つきのお店ならこんな金額での飲み食いはざらですけど、普通に飯だけ食わせてくれるところで5万こえたのは初めてでした(笑)

 

でも高いだけあってめっちゃうまかったんです。

 

しかもその時酔っ払って店のひざ掛け持って帰ってきちゃうし(笑)

後で洗濯して返却に行ったら、あなたの様な律儀なお客様は初めてですと言われて、記念に差し上げますと言われてしまった事もこの店を気に入った要因の一つでした。

結局は今回と前回のまだ2回しか利用していないけど、前回5万。今回6万使っています。

まあそれだけの金を払っても満足できるだけのお店ではありましたね。

 

そんな高級料亭で、半沢直樹の話から始まってしまったことから私の幼少期の恐るべき100倍返しの話を延々と甥っ子と甥っ子のお嫁さんに調子に乗ってしてしまいました。

真ん中の甥っ子には子供の頃話して聞かせてましたが、一番上の甥っ子に話すは初めてだったんで、驚くやら笑い転げるやらで楽しんでくれたんでまあ恥をかいたかいはあったんかもしれません。

 

やっとずっと兄が結婚して子供を作ってくれてからやりたかったこと。

甥っ子(たち全員とはできませんでしたが)だけとサシで酒を酌み交わすという夢も実現できたし、私も満足できました。

 

二歳か三歳の頃に私が兄の家から帰ろうとすると泣いて引き留めてくれるほど私を好きでいてくれた甥っ子がこうやって大人の飲食が出来るくらいの年齢に気付いたらなってるなんてなんだか感慨深いものがありました。

 

私は結婚の絶妙のタイミングで交通事故に遭って障害者に転落したから当時付き合っていた女性と縁を切り、以降は付き合いらしい付き合いはしていません。まあ仮に結婚していたとしても多分子供は作ってないでしょう。痣がうつるリスクがありますからね。

 

 

食事もおいしかったのですが、甥っ子たち夫婦が聞き上手だったから一人で話し込んでしまって、お店の閉店時間も忘れて話に夢中になり、結局、しびれを切らしたお店の方がお会計に個室まで来てくれました。

 

そこでお会計の為に万札を無意識で一枚づつ出しては渡してを繰り返していたら甥っ子夫婦たちの目が点になってました。甥っ子たちは5000円か行っても1万円くらいだろうと思っていたのですが、私が頼んだのはこのお店で2番目にグレードの高い1万7千円のコース料理でした。

 

しかも甥っ子たちは結構遠慮なくお酒の方も頼んでくれていたので結構そっちのお金もかかり、トータルではかぎりなく7万円に近い6万円台のお支払いとなりました。

 

そして会計終わったところで、「げんさんご馳走様」と二人が言ってくれたのですが、その言葉を聞いた時にぐるぐるナインティ―ナインのごちになりますという番組を思い出して笑ってしまいました。あの作品同様に、おみや、つまりお土産も持たせて帰らせたので、ある意味番組通りの仕様になってかぶってしまいました。

 

今では甥っ子の方がわたしの10倍は給料もらってるんですが、それでも叔父と甥の関係は変わりません。

 

やっぱりいくら稼いでいようが、甥っ子は甥っ子叔父さんは叔父さんです。

甥っ子におごってもらうのはやっぱり抵抗があります。

叔父さんとして見栄を張りたくなっちゃうもんです(笑)

 

甥っ子のお嫁さんも結構お酒いける口で結構がっつり飲んでくれていました。

 

酒を注がれる前に中身を空にしないといけませんからどうしても飲むピッチが乱高下します。

これが飲みなれていない人には良くないんです。それが原因で悪酔いしちゃうんです。

だから、相手とよっぽど気心が知れていて飲むペースがわかってない限り、私から酒を注ぐことはありません。

 

甥っ子も甥っ子のお嫁さんも綺麗な酒の飲み方をするんで、その点はいい大人になったなとしみじみ感じました。

 

にしてもこの甥っ子のお嫁さん、兄嫁と見た目と性格がよく似ていて、やっぱり母親に似た人を嫁にもらうってのはホントなんだなあと思いました。

 

そういえば一緒に食事に行った記念にと後日こんな写真を送ってきてくれました。

ほんと兄の子たちはみんないい子に育ってくれました。

兄と兄嫁の育て方が良かったんでしょう。

 

かれらにとっちゃあ、こんな写真の加工なんて片手間でシャシャっと出来てしまうんでしょうが機械音痴叔父さんの私にとっては感動モノでした。

 

私も6年ぶりくらいに合う甥っ子に嬉しくてたまらず、そんな表情がこの写真からも見て取れました。

 

ここの料亭で口コミで一番評判に上がっていたのが、のどぐろ料理でした。

これが本当においしかったです。

しかもこれがあるのかないのかでコース料理の値段が5千円違ってきます。

焼きでは塩味は程よい加減の薄味に仕立ててくれていましたが、煮魚ではかなり濃い目の味付けにしてありました。

身の味自体は淡白でした。

骨は非常にとりやすく身はほぐしやすかったですね。

 

コース料理の写真をここに並べて置いておきます。

こういうコース料理だと美味しいものもあれば、そうでないものもあるのが一般的なのですが、流石に1万7千円もするコース料理だから、はずれがひとつもありませんでした。

これが何と言っても素晴らしかったですね。

 

写真の向きが調整できなくてすみません。

全部でこれだけ出ました。

今度また東京で暮らすようなことになったらその時に両親が元気だったら両親を呼んで食わせてやりたいなあと思いましたね。


ちなみにこの料亭での食事の前、昼食はネパール料理の店で食べました。

ネパール料理の話についてはまた後日書くこともあるかもしれません。