立教大学インターン生によるワークショップ | BAJ 東京事務所わいわいブログ

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★アジアに架ける橋★
ミャンマー・ベトナムで活動する
認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)の東京スタッフ、
インターン、ボランティアによるブログです!

みなさんこんにちは。

東京事務所の瀬川です。

 

7月下旬にインターンシップとして、BAJベトナム事務所で活動した、

立教大学の4人が主催となり、先週土曜日にワークショップを開催しました。

 

題して、『ベトナムのいまを知る!~NGOなりきりワークショップ~』!

 

BAJがベトナムで行っている活動の紹介と、

実際にBAJのスタッフが直面した課題を題材に、『みんなだったらどうするか』を考えてもらうワークショップです。

むらさき音符現地でのインターンの様子はこちら

 

当日は、なんと、立教大学の4人がフエで活動した際に通訳をしてくれたフエ外国語大学のLinhさんが、9月から日本留学となったとのことで、一緒に参加してくれました。

立教大学の学生さんから2名、合計3名の参加となりました。

 

大学のイベントなどが重なってしまったとのことで、こじんまりとした会になりましたが、

その分、和気あいあいとした雰囲気の中、会は進行していきました。

 

むらさき音符司会は時見さん

みんなで担当パートを発表します。

 

むらさき音符BAJベトナムの事業紹介は、西田さん

 

むらさき音符続いて、フエでのインターンシップの活動の紹介は、鈴木さん

 

むらさき音符ワークショップの進行は、田中さん

 

ワークショップで出された課題は・・・

 

1BAJがバイオガスダイジェスターの設置を支援する農家を選ぶ際に、農家が飼育している豚の頭数を偽って、実際より少なく言っていました。なんで農家の人は嘘をついたのでしょうか?

 

2調査段階で、農家の人から果物などをお土産としてたくさんくれます。受け取りますか?受け取りませんか?

 

3直売所の売上が上がった来たら、近隣の肉屋から「あの店の肉は美味しくない」という噂を流されました。どのような対応をとりますか?

 

4「日本が支援しているから安心だ」として理由で直売所に通うお客さんが多くいます。今後、農家だけで直売所を運営しなければなりませんが、「日本=安全」ではなく、野菜や肉そのものの安全性を目的に直売所に来てもらうには、どうすればいいでしょうか?

 

などでした。

とくに、いちばん下の課題は、現在BAJが、まさに今取り組んでいるもの。

 

3人で、お互いの意見を聞いたり話したり…

 

フエ出身のLinhさん(写真左)は、『果物をくれるのは、「信頼」を表現する方法の一つです』などフエならではの人々の気持ちのあり方を紹介してくれました。

 

右矢印問題が発生した場合には、まず噂が本当かどうか確認してから、話し合いが必要な場合には、プロジェクトを実施している人ではなく、農家メンバーが話に行き、プロジェクト実施側はそれをサポートする方がいい。

 

右矢印日本ブランドの信頼ではなく、お店としての信頼を得るためには、最初から日本が支援していることを伏せて活動した方がいい。

 

右矢印信頼を得るには、コミュニケーションが大切。お店の常連さんに橋渡しをしてもらって、徐々に理解を得ていくのがいい。

 

といった意見が出ました。

 

初めてのワークショップの企画・運営はインターン4人にとってどのような活動になったのでしょうか。

主催者である4人と参加者の皆さんからの感想は後日、プログにアップします。

お楽しみにブルー音符