胚培養士のブログ

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胚を見守り続けて30年…胚培養士の日々


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こんばんは音譜

 
京大発生研で教えてもらったこと。
私の胚培養士としての基礎、技術だけでなく、現在へ至るまで基本的な考え方、人との関わりなどなど…
 
こうしてブログを書いていて30年前の初心を振り返ってみると…
本当にお世話になって今の私があるなぁって思います。
 
まずは『技術的なこと』 について書いてみます。
 
ひらめき電球マウスの卵子や胚の培養の仕方
 
爆笑マウスの体外受精
 
マウスのメスに注射を打って卵子を成熟させます。排卵したところの卵子を顆粒膜細胞と共に採取します。
一方、オスのマウスからは精巣上体尾部から射出する前に溜まっている部位から針に絡めて採取し、
培養液に浸しておくと、元気の良い精子が泳いできますうお座
 
そして卵子と精子を一緒にして翌日受精したかどうか確認します。
 
 
爆笑マウスの胚培養
 
受精した2細胞期胚を子宮から取り出して8細胞→桑実期胚→胚盤胞期胚と育っていく様子や胚盤胞率を観察していきます。
 
 
文章にすると簡単そうですが、色々練習や訓練をさせていただきました。
 
これは現在の体外受精の技術の基本になっています。
 
 
 
ひらめき電球 胚を扱うピペット作り合格
 
ガラスのパスツールピペット
(きっと皆さんも理科の実験で使ったことがあると思います。頭の部分にゴム球を付けてスポイドみたいにつかったはずです。)
 
そのガラスのパスツールピペットを火にあぶり柔らかくして、卵子や胚の大きさに引いて細〜いピペットを作ります。
これはガラス職人になった気分ですよ~音譜
 
そしてこの職人技は今も毎日使っています。
細・中細・太目・極太など…色々用途に合わせて太さを熱し加減や引き加減で作るんですラブラブ
 
この細〜いピペットを使って卵子の周りの顆粒膜細胞を外したり、胚を移動したり…
胚を扱うには必須のピペットです。
 
うちの培養室に就職したら、まずはこのピペットが自由自在に作れるようになるまで練習させられます。
毎日・毎日・毎日…火にあぶっては引いて、火にあぶっては引いて…
 
人間ってすごいですよ。
練習すれば必ず出来るようになるのですクラッカー
今まで出来なかった人はいません。
器用ですぐに出来るようになった子とめちゃくちゃ練習して出来た子はいますが…(笑)
 
でも…胚培養士の世界に異変が起きています…爆弾
この細〜いピペットの作り方を知らない胚培養士さんもいるらしい…びっくり
買うものだと思ってるらしい…
現に色々な細さで売っているし、すごく売れますって業者さん言ってました…汗
いいのかしら…
 
確かに、料理の世界でもよくありますよね…汗
例えば…
『麻婆豆腐の素』  とか  『青椒肉絲の素』  とか  『回鍋肉の素』  とか
これを使うと普通に中華料理が出来ます。
 
でもどうでしょう!?
 
プロはこれを使ってもいいのかしら…あせるあせる
 
私は料理することが結構好きなのでレシピを見ながら、ニンニクやショウガを炒めて、鶏がらスープに豆板醬と甜麵醬を使って麻婆豆腐作りますがね…
 
確かにどちらが美味しいかといえばわからないですが…汗
 
でもでも…
胚培養士としてプロでありたいです。
プロとして手を抜きたくはないです。
 
ブログを書いていると今までスルーしてしまっていた色々なことが気になってきます…
なんか面白いし、書くことで私自身何か気付くこと変わることあるかもですね爆笑
 
 
 

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