スーパーレックとの試合 | 輝喜会のブログ

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本当の強さとは、自らの内なる輝喜を取り戻し、喜びも試練も分け隔てなく、全てを分かち合うスペースに自らを解き放って行ける自由さを取り戻す事なのです。

この間たける選手がスーパーレックとやった試合は本当に凄かったです。


私は基本的に格闘技の試合は数十年見てませんがあの選手だけは気になります。。


と、


思ってプロフィールを見たら獅子座でした。笑


有名人とかも基本的に獅子座で好きな人も居ませんし、自分とおんなじ様な質が、見ていると飽きてきてしまって魅力を感じた事は無いのですけれど、


唯一柴田恭兵さんだけはあぶない刑事を子供の頃から見ていて、格好良いし、とっぽくて獅子座っぽいベタさも無いし魅力的で好きでした。


そしてたける選手にも魅力を感じていて、

この二人の共通点は、プロフィールで見たら血液型が一緒でした。


そしてそう言えば前の奥さんも同じでした^^;


爆笑しました♪




ムエタイが肘無し首相撲無しであれだけローでボコボコにしたのですから、スーパーレックはとんでも無い強さでした。


しかもワンツー右ローの一辺倒であんな試合が出来るなんて、ムエタイと言うより極真の黒沢選手みたいでした。


あと、ローキックをちゃんと受ければ良かったのにとか何とか言っている人もいましたが、


たける選手は技術的にはその位朝飯前です。


でも、多分あのローをカットしていたらパンチの間合いに入れないし、


それ以前にローのスピードもタイミングも凄いし捨てパンチとの連携も上手いし、


カットしようとする相手の重心を逆手に取ってずらすのも上手いし、


更にあの足はスネもめちゃくちゃ硬そうなので、

受けた足が反対にイカれると思います。


私もたける選手は受けなかった方が良かったのではないかと思いました。




そんなことよりも、やはりたける選手はもはや勝ち負けを超えた所で試合している様に感じました。


もちろん本人の自意識は勝ちに徹底的に拘ってると思います。本人も言っていましたし。


でも、


私はその奥の物を感じています。 


それに、


もちろんやる前に負ける事を考える人はいませんけれど、


あれ程の選手だからこそ、

今のスーパーレックとやる時には強い弱いを超えた所で闘わないとキツいと言う事もわかっていたと思います。




話は逸れましたが、


3ラウンド辺りでそれまで圧倒していたスーパーレックが何か一発技が効いてしまって倒れる寸前になりました。


何が効いたのか最初はわかりませんでした。


何度も見直すと、攻防の中でたける選手は瞬間的に左の三日月蹴りを出していました。


一応有段者の私が何度も見返してやっとわかる様な、超自然で日本刀みたいなキレの蹴りでした。


こう来たらこう返すみたいな約束組手では無い実戦で三日月蹴りを使うのは難しく、


偶然出せる様な技ではないので、もちろんたまたま起きた事故では無いです。


でもたける選手が自意識で出そうと思ってあの瞬間意図的に出した技には見えませんでした。


あれが本当の技だな!と思いました。


たける選手は本当の技をあの場面で自然に出せる自分になる為に、稽古で無我の境地、


言い換えれば、人間としての限界を超えるフィールドへいつも入っていくんだと、前から感じていた事が勝手に腑に落ちました。


やっぱりたける選手はすげーと感動しました!


スーパーレックのローは意図的に連射出来るモンスター並みの一級品。だけど想像の範囲内、


たける選手の三日月はナチュラルな天然記念物みたいでタイミングも威力も想像の範囲外。


みたいな感じ♪


でも、


スーパーレックもいつ効いたのか見ている方がわからない限界まで堪えていたと言うことは凄い事!


普通の選手ならあの三日月が入ったら、

その瞬間にうずくまってしまうと思います。




圧倒的な攻撃力があるスーパーレック相手に、

たける選手はもしかしたら大逆転で勝てたかも知れない瞬間を作りました。


それは本当に嬉しい瞬間でした。


素晴らしい試合を見せて貰い画面に向かって深く敬意を示し感謝しました。