古事記転生(3) | Loveone

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さて、サムの選択により本来の古事記とは別の世界線となった大国主でしたが、いよいよこれから国づくりを始めなくてはなりません。
またしても急にタマちゃんが「イザナギとイザナミの時代に行くで!」と超古代の日本へ連れて行かれたのでした😅

そこは何か脂の様なものが漂っている何もない空間で、数十メートル先で2人の男女が大きな棒の様なものを持って何かかき混ぜていたのでした。それは天沼矛(あめのぬぼこ)でその先から落ちた潮が足場となり固まっていった。それが"おのころ島"。
その島にイザナギとイザナミは降り立ち日本列島を生んでいったのです。
ギュルギュルっと時を早送りして様々な神様を生んでいき、そしてイザナミが火の神ヒノカグツチを産んで死ぬ有名な場面へと移っていきました。

イザナギは黄泉比良坂を越え死者の住む黄泉の国にいるイザナミに会いに行き、良いと言うまで見ないでくれと言うイザナミの言葉にもかかわらず覗いてしまい👀亡者となったイザナミに追いかけられるシーン☠️
ちょっと自分勝手に思えるイザナギの言動を見てサムはムカムカするのですが、穢れを洗って清める為に川に入りイザナギの心の底にへばりついていた弱さや恐怖が化け物となって2体のヤソマガツヒとオオマガツヒとなり(これらは何と大国主をタケル達から助けたオオヤマビコのもう一つの姿なのです!😳)イザナギは体を洗い清めながら子供のように大声で泣き叫ぶのでした。
「全ては自分の心の弱さが引き起こした事。自分の罪を清め全て洗い流した後に残ったのは"死も醜さも受け止めきれなかった自分へのどうしようもない怒り"」だとタマちゃんに言われ「もらい泣きしそうだ」と感動するのでした。

イザナギが泣き腫らした左目を洗うとアマテラスが姿を現し、右目を洗うとツクヨミが現れ、鼻水だらけの鼻を洗うと「うおおおおー!」と大きな雄叫びと共にスサノオが現れるのでした。
これはイザナギがずっと見ないようにしてきた"心の陰の部分"を受け入れ成長できたからこそ最高の神様を生むことができたという事です。
「人間であろうが神様のような高次元の存在であろうが、必ず自分の魂に成長の余地はある。陰陽太極図の小さい点に自分で気づいて乗り越えることができたらどんな存在でも人生は大きく変わる。サムも心の陰陽統合を目指して頑張れ」とタマちゃんに励まされたのでした。

それはそうと、イザナギとイザナミが整えるはずだった国づくりは中途半端な形で宙ぶらりん😅アマテラスが天の世界(高天原)、ツクヨミが夜の世界、スサノオが海原を任されたのですが、スサノオは母恋しで黄泉の国の近くの根の国に住んでしまってるので…後継者の大国主が国づくりを引き継がなければならないと言う事をサムはこの時理解するのでした💦

「国づくりって具体的に何したらいいの?」という事でタマちゃん、実際に体験してみる為にスセリヒメと結婚した10年後の世界へ連れて行ってくれたのでした。

次回へ行く…