「アンバーアラート 失踪者特捜班」から10数年後を描いた続編ドラマ。

アラート・スクワッド 失踪者特捜班

前作は鑑賞済みなはずですが全然覚えていなかったのですが、メインキャラの黒人刑事の妹が惨殺され、リーダーの旦那さんが前作で殺され、犯人が釈放され彼女の息子の憤りがあったり。と色々とある中、白人至上主義の団体が移民を無差別に車で轢き殺すという事件が発生。
犠牲者たちの会社の社長がIT技術を使い白人至上主義に正義感から無駄に近づき追い込まれていく様がスリリングなのですが、これで24話持たせるのは長すぎる。
と思ったら12話で決着。

13話からレギュラーメンバーでカウンセラーの娘とご近所さんの娘の失踪からすぐ見つかるも思わぬ展開になっていくという高校生たちの残酷な遊びにまつわるエピソードの突入。
白人至上主義の事件とは打って変わって若者ならではの残酷な嫌な感じが全開で全体の中では一番面白かったです。

カウンセラーの娘にまつわるエピソードが8話で、残りの4話で1話目から細く長く続いていた黒人刑事の殺人事件とリーダーの夫殺しの犯人の出所にまつわるエピソードが描かれているのですが、まずは妹殺しの犯人が意外な犯人。

そしてリーダーの夫殺しで、息子が最初は復讐をしようと近づくもいつからか彼を心から赦して友と呼べる関係になるも、元犯人の昔の悪い仲間が出てきて悪事に巻き込まれていくという展開が松本清張的な話でこれも面白かったし、加害者と被害者の相反する関係だけど彼らの友情が泣けました。

白人至上主義にかかわりのある女弁護士とかあの人の裏切りとかなっぞを残してシーズン2に続く感じなのですが、全体的にそれ添えの事件は解決してもハッピーエンドというわけではなくほろ苦い感じの終わり方が渋いです。

盛沢山すぎて24話は長くて、3シーズンくらいに分けてもらってもよいかと思いました。