ナイトクラブのダンサーが雑誌の表紙に選ばれてしまい有名になるが恋人と不協和音が生じていくというミュージカル。
踊り子のリタ・ヘイワースが有名雑誌の表紙のオーディションを受けたら受かってしまいあっという間に人気者になるけれど、恋人でナイトクラブの振付師のジーン・ケリーとの間がギクシャクし始めてしまうミュージカルの定番バックステージものです。
ジーン・ケリーが出ていますがどうも今一つ盛り上がらないと思ったらMGMのミュージカルじゃないんですね。
MGMのミュージカルはキラーチューン的な曲とダンスがありますけど、この映画にはそれがないんですよね。リタ・ヘイワースが主演でとてもきれいなのですが、ダンスも歌も及第点。
ミュージカルはダンスにしても歌にしても特徴的なものがないと厳しいかなと思いました。
あと、リタ・ヘイワースの役がなかなかわがままで有名になって時間にルーズになり女王様気質になってしまい、味方がいなくなって一人悩んでいるいうところが共感が得にくいところも玉に瑕。
一番の見どころはジーン・ケリーがガラスに映った自分自身とダンストするというシーンはさすがという感じでこのシーンだけは見る価値があったと思いました。
予告編