60年代後半、宇宙に行きたい少年の姿を描いたアニメ。

アポロ10号 1/2:宇宙時代のアドベンチャー

NASAで働くお父さんを持つ少年が、スカウトされたという体で色々な経験をする。みたいなNetflixのオリジナルアニメ。

本当にスカウトされたのかそれとも少年が夢を見ているだけなのかという不思議な感じなのですが、監督がリチャード・リンクレーターなだけあって何でもないことも特別に感じられてずっと見ていられる感じの仕上がりが相変わらずすごいと思います。

NASAで訓練するシーンなんかよりも60年代の文化が次々と映し出されてしかもこの少年がテレビっ子であるために「ミステリーゾーン」やら怪奇的なテレビドラマや様々なエンタメの情報が実名で次々と出てきてテンションが上がるし楽しいです。
これといった事件が起きるわけではないのですが、毎日が特別みたいな感じでしょうか。

作風はリンクレーターらしさ全開だけどこの時代ならではの活気と希望がある世界観がとてもいいし、「スキャナーダークリー」のような半リアルな滑らかなアニメーションとの相性もとてもよかったです。

予告編