アウシュヴィッツ収容所の隣に住んでいる裕福な家庭の姿を描いた映画。

関心領域

アカデミー賞も二部門受賞した話題の映画です。

アウシュビッツ収容所のお隣の豪邸に住む一家の話で何かドラマティックなことが起きるわけではないのですがその環境に暮らしていて収容所では毎日恐ろしいことが起きているのにそのことに慣れてしまって何も感じないということを訴えています。

無関心という罪ですね。と思って観ていましたが、観終わってからじわじわ来ました。

この家の奥さまサンドラ・ヒューは何も感じずにこの家でのぜいたくな暮らしに満足しているし手放したくなくて旦那さんが出世で転勤。ってなった時もあなただけ行ってきてみたいな流れになったりする一見普通の家庭の主婦って感じでしたが、彼女のお母さんが泊まりに来て昼間は孫と過ごしたりで楽しいのですが、夜アウシュビッツで死体を燃やして高校と赤く輝く感じや、叫び声などが耳について耐えられなくなって家を出てしまうとか、ハッとするシーンが多いです。

深夜にリンゴを置いてあげる娘の独特な映像に感心しましたけど、これって何だろうと思ったらそういう事かとピンと来たりで、特別何かが起きるという事ではなく常に隣で特別酷いことが起きているという色々と奥深いものを感じました。

予告編
おまけ
別ポスター
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