中絶が違法だった1960年代に望まない妊娠を女性を助けた組織の実話。

コール・ジェーン ‐女性たちの秘密の電話‐

中絶が違法だった時代に富裕層の主婦が妊娠するも心臓の病で母体の生存確率は5割。
しかし中絶は認められずにとある組織の存在を知り中絶をし、自らもその組織に加わり活動した女性の話に仕上がっています。

妊娠したけどまさsか命の危機に陥るなんて。中絶のことなんて考えたこともなかった主婦がそれができないと知り絶望的な気分になるという、そういう直面にならないと分からないですよね。という描写が当時の人たちはたくさんいたんだろうなと思える序盤。

無事に中絶することができたエリザベス・バンクス演じるジェスが今度は家族に隠れてその組織の手伝いをするうちに自らが処置する側になる。
という成り上がり系の感じと思いきやジョイ一人で中絶を回していく羽目になり次第に心が疲弊していったりと色々あるけれど、この映画は組織を運営していく中でのダークなブブbはあまり描かれず作品全体が前向きな感じになっているとここが特徴だなと思いました。

旦那さんも性格悪そうな見た目だけどとってもいい人で、悪い人が出てこなかったですね。

主演はエリザベス・バンクスでしたが、中堅どころのいい感じの映画にサラッと出続けていてお仕事上手。波に乗るのが上手い人ですよね。

シガーニー・ウィーヴァーもこの組織のリーダー的な役にぴったり。頼れる姉御肌というか倍賞美津子的な感じでいつもカッコいいです。

予告編