人気スパイ小説が現実に起きていることで作家が追われる羽目になるアクションコメディ。
最初から最後までマシュー・ヴォーンという仕上がりのアクション映画です。
「キングスマン」っぽい世界観が進化して小説と現実が入り混じる展開になり二転三転するけれど小難しくなくて全てがエンタメ。ノリも少年漫画的な感じでテンポが良いし、小説のキャラクターも現実のキャラクターも魅力的。
マシュー・ヴォーンファミリーのお馴染みの面々が世界観に映えています。
凄腕スパイのアーガイル役がヘンリー・カヴィルでとても魅力的なのですが髪型が変なのが玉に瑕だったりもするけれど、相棒がジョン・シナってところが最高。
かと言って現実世界ではブライス・ダラス・ハワードのお母さんがキャサリン・オハラだったりブライアン・クランストンだったり面白い配役で、スパイのサム・ロックウェルも動けていて楽しいです。
色々な出来事がさ刺繍的に一つに集約されてアレがアレだったの?みたいな工夫されている展開もとてもよくてシリーズ化してもらいたいのですが、興行収入的にはヒットしていないのが不思議。
ブライス・ダラス・ハワードは意外性のある役でよかったけど、この役はジェシカ・チャスティンとかエミリー・ブラントあたりの方がよかったかもなと思いましたが、マシュー・ヴォーン作品の中では「キングスマン:ゴールデン・サークル」の次に面白いと思いました。
ヘンリー・カヴィルとジョン・シナをもっと観たかったので彼らメインの話を作って欲しいです。
予告編
おまけ
キャラクターポスター