疎遠だった双子の弟の自殺未遂がきっかけで一緒に住むことになった双子がそれまでの人生を受け入れるコメディ。
サタデー・ナイト・ライブでお馴染みのビル・ヘイダーとクリスティン・ウィグのコメディタッチのヒューマンストーリーですが、この映画を観ると二人ともシリアスな演技も上手い。と改めて思いました。
自殺未遂で疎遠だった弟が病院に担ぎ込まれたことをきっかけに久しぶりに再会して、弟のために一緒に暮らすことになるのですが、彼女にはルーク・ウィルソンというとっても人のいい旦那さんもいて共同生活も上手くいって理想の夫婦。という感じだけど弟との同居によって姉も実は同じ日に自殺を考えていたり、実は何人もの男と体だけの関係を持っていたりとなかなか闇の不快人で、人生って思うとおりいかないよね。
という感じを醸し出す二人が時にはぶつかり合ったりするけど。
という繊細な演技で、特にクリスティン・ウィグが特によかったです。
コメディエンヌだけど、実際出演している映画は割と人生においてヘビーな役が多くてもっと女優としては評価されてもいい人なんじゃないかと感じます。
ビル・ヘイダーの役もゲイで高校の頃に教師に抱かれていて、ふたたびその先生に抱かれてしまいずるずるとした関係を持ってしまうけど、その先生は普通に家庭もあり子供もいて何とも言えない仕打ちを受けたりして、人生のどん底感を味わっていたりと、それぞれ双子だから離れていても似たようどん底気分。だけど最終的にお互い励まし合って前向きに生きていこうじゃないか。
という何か壮大なことが起きるわけではないけどほろ苦い感じがよかったです。
予告編