「カラーパープル」のブロードウェイミュージカル版を映画化。
オリジナルのスピルバーグ版は重そうなので未見です。
今回のミュージカル版初っ端からゴスペルミュージック炸裂でちょっとだけ今風のアレンジもあったりしてテンションが上がる。
と思ったらセリーのどん底人生の始まり。
父親の子供を二人も産まされ引き離され、牛のために男に嫁がされ、と嫁ぎ先でも暴力を振るわれ、女は黙って働いてればいいという。黒人女性の生きずらい世界が100年前にあったんですね。と改めて思います。
虐げられる生活の中で人気の歌手シュグや男を圧倒するソフィという強い黒人女性と出会って人生が変わっていくという感じなのですが、この役がタラジ・P・ヘンソンというイメージそのまんまの役。
パワフルで男になんか負けていられない。という感じのいつものタラジですよ。
主人公のセリーを何かと気にかけ前向きになるきっかけを与えるとてもいい役で、彼女の出てくるシーンは割とコミカルな要素もあってホッとしました。
途中白人による理不尽な仕打ちというシーンがあったりして相当重くなりそうでしたがこの辺もサラッと描かれていたし、ミュージカルのおかげでそれほどヘビーではなくエンタメとして観られる感じがよかったです。
主演はファンテイジアでしたが、アメリカン・アイドル出身でジェニファー・ハドソンの同期でこの時優勝した人なんですよね。そんなところもよかったです。
予告編
おまけ
キャラクターポスター