映画祭に妻に同行した追ったが妻の浮気に苦しんだり、女医と親しくなったりするウディ・アレン式ロマンティックコメディ。

サン・セバスチャンへ、ようこそ

ウディ・アレンの新作はウディ・アレンのようでウディ・アレンっぽくないような。なんだか風変わりな仕上がり。

昔、大学で映画のことを教えていて、今は映画業界で働く妻と一緒に映画祭のためにスペインのサンセバスチャンにやってきた男の妄想まっしぐらな感じの内容で、所々で昔の名画、ブニュエルの「皆殺しの天使」とかゴダールの「勝手にしやがれ」なんかをやってしまっていて自分に置き換えて主人公になっていたりととにかく変な感じ。映画が好きなのは分かりましたけど。

出ている人もジーナ・ガーションですよ。最近よく見かけて再ブレイク感がありますが、ウディ・アレン作品にはちょっと合わないかな。

出ている人の顔つきも濃いし全体的な雰囲気もペドロ・アルモドバルっぽい雰囲気な仕上がりのようにも思えました。

会話のテンポとかユーモアが肝だと思いますが、会話が今一つ魅力的じゃなかったのも残念。
というか主人公のウォーレス・ショーンがイタイおじさんにしか見えなかったんですよね。これなウディ・アレン地震で主人公を演じたほうがよかったかなと主増した。

予告編