ハイジャックされた列車を舞台に人質と犯人と警察と交渉人が駆け引きを行うシンガポールのサスペンスドラマ。

サードレール 奪われた列車

シンガポールのドラマってどうなんだろうと思いましたが、このドラマとても面白くて全12話一気見。

列車に偶然乗り合わせた人や紛れ込んでハイジャックした犯人。必然と偶然が入り乱れて予想もつかない展開が面白いです。

人質にも犯人も交渉人にもさまざまなドラマがあってそれがひとつにつながっていくかんじがいいです。
犯人の目的はいったい何なのか。というところから犯人に同乗してしまうような展開に流れ込んでいき、中盤でまさかのあの人が退場とか話の展開的にも面白いし、後半地味だったあの人が突如頭角をあらわしたり、いきなり死んだり油断できない感じもよかったです。

人質の中に痴漢の常習のクズ弁護士がいるのですが、かれが何かって言うと自分だけ助かろうとして他の人たちを危険にさらすのでイチイチイラっとしましたが、振り切りすぎて笑えてきます。

シングルマザーでコールガールの人がルーシー・リューにそっくりなのですが正義感が強くていい人でした。

犯人グループのリーダーがとにかく頭が良くて常に二歩先くらい読んでいて警察を出し抜いていく感じ、それでいて無駄な死人を出さないという理性的で頭脳派なところとかもいい。

ラストはちょっと話が壮大すぎて続編もありそうな雰囲気の終わり方でしたが、とにかくクライマックスに行くまでは二転三転、裏切りと絆。と面白い要素が詰め込まれて回想シーンも多様しているのにどれも邪魔になっていないところがすごいなと思いました。

予告編