冴えないお父さんが誤診で余命一ヶ月と勘違いして暴走してたらマフィアのボスを殺しちゃった。という逃亡劇。

R 運命の文字~その男、逃亡者バロン

会社では年下の上司にバカにされ家では家族に煙たがられているお父さん。
健康診断の結果が余命一ヶ月の重病。それを知ったバロンが旧友を訪ねてクラブで暴走していたら銃撃戦に遭遇。正当防衛で殺しちゃったのがマフィアのボス。という事で逃亡生活が始まってしかも誤診だったという。メキシコのコメディ寄りのドラマです。

主人公のバロンともう一人のバロンの綴りが一文字違い(BarrónとBarón)がきっかけで、本当に余命僅かなバロンとフィアを殺した時に一緒にいたコールガールの三人が一緒に追ってから逃げながらもお金も手にして、今まで馬鹿にしてきた奴らを見返す。みたいなところが痛快。

内気だったけど自暴自棄になっていたバロンが会社の上司をボコボコにしたり、家族全員に不満をぶちまけて家を出たり自分が死ぬと悟ったら何でも大胆になるもので、だけど誤診で死ぬことがなく、やらかした感があるところが面白いです。

そして全然つながりがなかった三人の絆と友情が深まっていく感じや主人公のバロンがどんどん逞しくなって人には振り回されずに主導権は自分が握る。みたいな感じもよかったです。

仕事を探すふりしてゲームば狩りしている息子もブチ切れたお父さんに感銘をうけて、お父さんの逃亡劇を真っ先に理解して協力してあげるところも好きなところ。

他にも悪徳経過にゃら色々自体が二転三転していく感じでテンポよく面白いのですが、全部が回収したわけではないところが惜しいところなので、あと2話くらいあってもよかったと思います。