正義感に溢れるレジデントが巨大総合病院を変えようと奮闘するシリーズ第五弾。

レジデント 型破りな天才研修医

序盤からショッキング。
いきなりあの人が事故死という名でドラマを降板。でドラマ全体がどんより。
そうしたら悲しみは完全に癒えていないけれど乗り越えたかなというところで、時間も数年後が経過するという大胆な演出。

というシーズン5の中では壮絶なオープニングと言っていい感じの幕開けをした後は、それぞれのメインキャラクターがヘビーな局面を迎えてはこれまでにない最も重いシーズンになりました。

シーズン1はみんなフレッシュだったりして指導する方もみんな尖がっていたり出世のためにがつがつしていたけれど今はもうベテランで丸くなりチーム解いて完ぺきに機能しているという人間関係だけが救いで、それぞれの窮地はやはり自分自身で立ち向かうというところが切ないです。

ブルース・グリーンウッドが演じる有名な外科医ベルも難病になったりするけれど、かつてのエゴの塊だったあのベルが患者のためを第一に考え自分の技術も後任に託し、不正を許さず医事局に立ち向かったり正義感が強く丸くなりました。

その他にもマフィア絡みの不正な処方箋による犯罪や、代理出産に臨床実験や母親の死に向き合ったりととにかく重いエピソードばかり。

人が死んでいったり去っていったりみたいなことが続いて、後半は佐生ペンスドラマではないけれどいつだれが消えてもおかしくない展開にハラハラします。
研修医たちが入ってきましたが、どの人も微妙にフェードアウトしていったのでこの部分だけが惜しいかなと思いましたが、見ごたえのあるシーズンでした。

予告編