借金のために妻の寿命を40年分取られてしまった男が大企業に立ち向かう近未来サスペンス。

パラダイス -人生の値段-

寿命を売り買いするというところはジャスティン・ティンバーレイクの「TIME/タイム」のような感じですが、それよりも派手さはなく時間も、人間の体内から年齢を吸い取って人に移植する。みたいな感じでより現実的な描写かな。と思いました。

そんな寿命を売買する企業で順調に出征街道に乗っている主人公の家がある日家事になりローンが残っているのに・・・と思ったら奥さんがこっそり自分の寿命を担保にしていて、保険も下りないので寿命を奪われてしまうという事態に。
自分の勤めている企業に反旗を翻した主人公が妻の寿命を移植した社長を誘拐したけど・・・みたいな展開で、寿命を食い物にする企業を襲う集団だったり、寿命を奪ったのは陰謀だったりと次々と闇の深い展開が描かれて話として面白いのですが、壮大そうで登場人物も結構少ないのでこじんまりしているところが惜しいです。

「TIME/タイム」もそうなのですが、結局寿命って人から奪う感じで生み出すことはできないんですね。すごい研究をしているのに寿命を生み出すというところを研究していないのがこの手の映画の不思議なところだなと思いました。

予告編