ホラー漫画家の伊藤潤二の短編集です。
「富江」でお馴染みのホラー漫画家、伊藤潤二の短編集がNetflixで配信。
短編だけど一話の中でさらに短編だったりとする中、どの話も不条理か残酷かグロテスクかでほとんどバッドエンドみたいな内容が盛沢山すぎてすごいです。
しかもほぼハズレがないんですよね。
「富江・写真」という性格の悪い富江が写真部の女の子を追い詰めるも富江が「マグリナント」みたいな感じでグロテスクでパンチが効いています。
一番面白かったのは「首吊り気球」。
自分そっくりの顔の気球が自分の首を狙ってくるという理由も何も分からない不条理すぎる話が、最初は個人的な話だったのに最終的に世界的に首吊り気球が世界にはびこって町中に首吊り気球があふれているっておっかなさ過ぎる話がいい。
子供も普通に死んでいったり邪悪だったりする潔さだったり、独特の昭和テイスト溢れる世界観も徹底しているところもよかったです。
あと頭がおかしい感じの登場人物は顔に縦線が入っていたり白目をむきがちみたいなところが分かりやすい。
これはもっとシリーズ化をしてほしいなと思いました。
予告編
