マルチ商法にハマり命を落とした夫の復讐のためマルチ商法で成り上がっていく連速度ラマ。

ビカミング・ア・ゴッド


ジョージ・クルーニーと主演のキルスティン・ダンストが製作総指揮なのですが、マルチとかネズミ講と呼ばれている胡散臭いビジネスでどん底に陥った主婦がその世界で復讐のなめ成り上がっていくという今までにないドラマです。

一話目ダンストの旦那役がアレクサンダー・スカルスガルドなのですが異常にポジティブでマルチのために人を勧誘したりして気味が悪い感じ。そんな夫がいきなりすごい死に方をしてスカルスガルドの出オチという一話目からパンチが効いていますよ。

夫の突然死でマルチにかかわっていた彼の悪影響が発覚して家を追い出されて子供を抱えて人生どん底。というダンスト。しかしそこで泣いていられず立ち向かうところがダンストらしい展開でマルチの世界に殴りこむというところが面白いです。

旦那の先輩の男が最高にイラっとする男なのですが、彼を利用してマルチの世界のトップに近づいていくけれど一癖も二癖もある登場人物のおかげでなかなか思うようにいかずブチ切れるダンストの演技が最高。
ものすごくきれいに見えるときとメンタルボロボロの時が一目見て分かるくらいメリハリの効いた演技で他社を圧倒する演技がさすがだなと思いました。

彼女の復讐のために利用されてしまった隣の人のいい旦那さんとか、落ち目のテレビレポーターとかマルチのボスのボディガードとかダンストの出現で色々な人の人生が狂うけど、そんなはまります?マルチにという簡単にマルチに染まっていく感じ、それも低所得者の人がはまっていくところが中々怖かったです。

マルチの世界で成功してると思われている人たちも実は全然稼げてなくて肩書だけは立派。これだけ人を集めています。みたいなことを言っても全然なんですよ。

続編もありそうだったのですがコロナのため立ち消えってところが残念です。

予告編