偏屈で街の嫌われ者オットーが近所に越してきた家族との交流で変わっていく感動作。

オットーという男

偏屈なおじさんが実はいい人でした。みたいな内容ですが想像以上にいい話。

オットーが偏屈すぎて周りの人が誰も近寄らないけれど、引っ越してきた一家の奥さんそんなことなくオットーに対してグイグイ来るタイプの人でさすがのオットーも若干引き気味。というところで軽い笑いを誘います。

その近所に越してきた奥さん、オットーに平然と頼みごとをしてなんだかんだで聞いてもらう押しの強さで、オットーと180度違う水と油のような性格が周りの人を幸せにしていきます。

そしてそんな出来事の間にオットーの実は悲しいことがあってこんな正確になっていますよ。という若い頃のフラッシュバックや、気丈にふるまっているけど死にたくてたまらないというオットーの心の闇がスパイスになっていて後半泣ける仕上がりになっていました。

全体的な構成がベタな仕上がりなのですが、トム・ハンクスの安定感抜群の演技のおかげもあって本当にいい話だなと思える内容になっていたと思います。
お節介な奥さんとちょっと間抜けな愛すべき夫という近所の家族や街の人たちもよかったです。

「幸せなひとりぼっち」という映画のリメイクのようでこちらも観てみたいです。

予告編