父親で王を殺された王子の北欧の復讐劇。
とにかく豪華な顔ぶれで北欧神話をベースにした復讐劇で子供の頃に父親を殺されたスカルスガルドが奴隷生活を経て復讐を試みるという話です。
王に君臨したけどあっさり王の座を追われて田舎でこじんまり支配者として君臨している父を殺した叔父。ということで王国を取り戻すわけでもないので復讐劇としては割とこじんまりとしていました。
スカルスガルドと精神力がものすごく強いアニャ・テイラー=ジョイが過酷な生活の中で復讐の機会をうかがって肉体派なシーンが多くて見ごたえはあって残酷なシーンもあるけど「タイタス」のようなどんよりとした気分になるほどの壮絶さというものはなく意外とカラッとした感じだったので観やすかったです。
ダークファンタジー的な要素もあって「ゲーム・オブ・スローンズ」っぽい流れにもラース・フォン・トリアーっぽい不条理な感じにもなりそうな要素を含んでいましたがどちらでもない独特なダークな世界観は北欧神話をベースにしているからでしょうか。
話はもうちょっとひねりが欲しいかなと思いましたがスカルスガルドとアニャ・テイラー=ジョイの二人はとてもよかったです。
予告編
おまけ