白人のふりをしている旧友との出会いをきっかけに日常に変化が起き始めた女性の話です。

PASSING -白い黒人-

1920年代を舞台にした比較的裕福な黒人女性の物語で、白人のふりをして白人と結婚して裕福な暮らしをしているかつての親友との偶然の出会いが主人公の生活をざわつかせる。という話で恐らくこういう事が実際に遭ったんだろうと思うのですが、白人のふりをする。という行為がばれないものかと不思議に思いました。

主人公をテッサ・トンプソン、黒人のふりをした旧友をルース・ネッガが演じているのですが、配役はぴったり。特にルース・ネッガの挑発的でどこか破滅的な感じがよかったです。
白人のふりをして裕福な生活を送ってい入るけれど、白人至上主義っぱお旦那さんに合わせて黒人をバカにして精神的には疲れていてテッサ・トンプソンの生活に入り込んでくる感じが何となく胸騒ぎがしてスリリング。

黒人にも肌の色が色々あっての葛藤とかその辺も恐らく繊細に描いているんだと思います。モノクロの映像美と雰囲気のある音楽で魅せるのですが、これ監督が女優のレベッカ・ホールと知ってびっくり。
これは意外な才能ですよ。

黒人の集まりにやってくる白人のおじさんとかラストのほろ苦い感じとかあまりなじみのなかった描写があったり単なる黒人の生き辛さを描いているわけではないところも新鮮でした。

予告編