傷を負った人魚と恋する感情を忘れた男のラブストーリー。

マーメイド・イン・パリ

人魚の歌声を聞いた男は死んでしまうのですが、主人公のガスパールは過去の失恋が原因で恋する感情を失ったおかげで、人魚の歌声を聞いても死なないという状態。

そんなガスパールの献身的な世話を受け人魚のルラは恋に落ち始めるけれど、海に帰らなければ死んでしまうというタイムリミットも迫っていた。という大筋の話がありながら、ルラを病院に連れて行ったときに偶然彼女の歌を聞いた医者が死んでしまい、彼の恋人の女医が原因を突き止めて、人魚に復讐しようとするというサイドストーリーがいいスパイスになっていて、よかったです。

ガスパールが特別なバーで働いていてちょっと不思議な世界観もあったりしてビジュアル面を合わせると大人の絵本という感じですよ。本人も意識していないうちに恋に落ち始めて心臓が破裂しそうになるガスパールとそんな彼を見ていらないルラ。早く海に帰らなくてはと思いながら二人は時間を重ねていきやがてお互いが弱っていくというちょっとほろ苦い仕上がりが大人の仕上がりでいい感じ。

知らず知らずのうちに迫ってくる復讐心のある女医やおせっかいな隣のおばさんとか、大分丸くなったお父さん役のチェッキー・カリョとか脇役もよかったのですが、人魚役の女優さんが絵にかいたようなザ・人魚ってところもよかったです。

予告編
おまけ
別ポスター
マーメイド・イン・パリ