真珠湾攻撃からミッドウェイの戦いまでを描いた戦争映画。
あのローランド・エメリッヒが真面目な戦争映画ですよ。
しかしそこはエメリッヒという事で序盤から大爆発の連続でさすがの仕事っぷりでした。
映画全体の印象はパトリック・ウィルソン扮する情報部のエドウィンと豊川悦司扮する山本五十六の頭脳戦と言ったところでしょうか。お互いの裏を呼んで罠を仕掛けた方が勝つみたいな。
なので最終的には情報部のエドウィンのいたおかげなのかなと思いました。
山本五十六ってやっぱりすごい人だったのかなと思わせる頭脳の持ち主でしたが國村隼扮する南雲中将といまいち相性が悪いというか、南雲さんもうちょっとしっかりしていたら選挙区変わっていたかもよ。な感じです。
そして凄腕だけど破天荒な爆撃機のパイロット、ディック・ベスト活躍が凄ましくてこの役がエド・スクラインで事実上の主役ですよ。今まで嫌味な役の印象しかないあのスクラインが大抜擢でよかったね・と思いました。奥さん役はマンディ・ムーアだったし。
7対3ぐらいで米軍メインの話で、豪華な俳優陣がこれでもかと出てきますが、「ブラックホーク。ダウン」みたいに敵と戦っていないのに死んでいく若者と書いて不憫。
何だか無駄死にする若者が多かったのに対してデニス・クエイドのお偉いさん、いる意味ありました?と思える人まで様々ですね。この人その後、表彰されたみたいですし。
最後はミッドウェイでアメリカ軍が勝利しますけど、どっちが勝ったか負けたかより日米両軍の散っていった命に敬意を払った感じはよかったです。
予告編
おまけ
キャラクターポスター