1980年代組織を裏切り判事に協力したマフィアの男の実話。

シチリアーノ 裏切りの美学

シチリアのマフィアたちが沢山出てきてその割には次々と殺されていくものだから名前と顔を一致させるのが大変だった序盤を乗り越え、ブラジル逃亡時代を経て再びイタリアに戻ってからのトンマーゾが判事に協力して世紀の大裁判になってから、こんな裁判ありますか?というくらいの型破りの裁判シーンが面白いです。

裏切り者とされるトンマーゾのおかげで続々と逮捕されたマフィアが、裁判の時にそのまま檻に入れられて見ているものだからヤジが半端ないです。
そして捕まったマフィアとトンマーゾが法廷で対決するというスタイルが信じられなかったです。
お互い言いたいこと言い合うのですが、ほぼ口げんか外野のマフィアたちも相変わらず外から罵るので裁判どころではないという、世紀の大裁判という事態なのにこんな子供のケンカみたいな事態にちょっと笑ってしまいました。

トンマーゾ目線で描かれているからトンマーゾがマフィアの現状に失望して判事に協力したけれど、売られたマフィアたちは彼らで言い分があって、トンマーゾは優雅にキリットしたスーツで法廷に現れるけれど、マフィアたちはその辺のおじさんスタイル。
こういうところを一つとってもシチリア人は複雑な思いを抱えているんだろうなと思いました。

あと、シチリアの方言がイタリア語とは思えぬ感じで聞き取りが出来なかったです。

予告編