大寒波の夜にホームレスが図書館を占拠する事態に巻き込まれた図書館職員の話。

 パブリック 図書館の奇跡

実話でありそうな話をいい感じに仕上げたエミリオ・エステベスの新たな才能開花。

毎日寒さをしのぎに来るホームレスたちを相手に図書館の職員にもっと光を当てて欲しいと思わずにはいられない序盤。
臭い問題で追い出したホームレスに訴えられたりするんですよ。それを市長選に立候補しようとする嫌な検事に目血音地と責められる一般職員。

大寒波の性で毎日のように死んでいくホームレス。
彼らの仲間は意を決して、図書館を一晩だけ開けて欲しいという要望から始まりそれ次第に大事になってしまう話でしたが、泊めてあげたいけれどそれじゃあ公共の図書館て誰のための物なの?という感じになったりシンプルな話なのに実際はとても複雑な事象だなと思わずにはいられません。

心優しい職員が次第にホームレスを盾に閉じこもった頭のおかしな立てこもり犯。という展開になって行き、それはお気の毒なのですが、エミリオ・エステベスはその辺を辛気臭くならずにユーモアたっぷりにしたところはよかったと思います。

出世欲の強いテレビレポーターや嫌味な検事のおかげで窮地に陥るも、次第に職員とホームレスの絆は深まり味方も増えたりする中、これ同落とし前をつけるの?と思ったらいい終わり方をしたところもよかったです。

個性的な登場人物もたくさん出てきて、彼のアパートの美人な管理人や同僚のジェナ・マローンとか女性キャラクターが良かったです。
そしていちゃもん付けまくりのクリスチャン・スレイターの憎たらしい役の存在感ですよ。何といっても。

予告編