麻薬の運び人の道中をアバンギャルドに描いたシュールな映画。

ヨーロッパ横断特急

メタフィクションというジャンルの映画でメタフィクションって何だろうか?というとフィクションのフィクションみたいな感じで、この映画だと、運び屋の映画を撮ろうか。と劇中の監督が実際その映画を撮影してスタッフたちがこのシーンはやっぱりおかしいから撮り直そう。と言いながら映画撮影と実際の映画の話が並行で走るという不思議な世界観です。

そして運び屋の男の性癖がSM好きらしくヨーロッパの洒落た世界観にSMちっくなビジュアルがところどころに出てきてアバンギャルド感が半端ないです。
と映画の中の映画はちょっと前衛的で置いて行かれそうになったりするのですが、劇中の監督とスタッフがこのシーンがあーでもないこーでもないと話し合う感じがとても好み。

映画を撮り直して、また映画の中の映画を観なおして撮り直しとか、言葉で上手く説明しにくい感じなのですが、これは一種の体験型の映画なのかなと思いました。

あまり長い尺だとこの手の映画は辛いですけど95分という短さでギリギリ楽しめる感じでした。

予告編