マフィアのボスの妻を護送することになった刑事と追手の攻防を描いたサスペンス。

その女を殺せ

殺されたマフィアのボスの妻が裁判で証言するためにロスまで移動する間に護送するのですが、まず冒頭家から駅までの間でいきなり相棒のベテラン刑事が撃たれるという意外な展開。

そしてマフィアのボスの妻ははすっぱで威勢がいいのでたびたびイケメンの刑事とぶつかり合いながらも列車に乗り込む。刑事の顔は彼女を狙う殺し屋たちにばれているけれど、妻自体の顔がばれていないという仕掛けが面白く、刑事と殺し屋たちの攻防がスリリングです。
組織のボスが刑事を買収しようとして接近して来たり、後からさらに追手が加わったりして。

列車の中という密室で途中で会う子持ちの人妻が殺し屋たちにマフィアのボスの妻に間違われて命を狙われたり、ものすごく太った乗客が通路をふさいだり部屋を譲るように言って来たりと一筋縄ではいかないキャラクターが話に絡んできて、さらに次々と繰り広げられるどんでん返し的な展開に目が離せない展開で、これはノワールものとしてとても完成度が高くて面白かったです。

スピード感のある展開でスリリングなのにどことなくユーモアも混ざっていて、ちりばめられている伏線も見事に回収というあっぱれなノワールでした。

予告編