何でも望みをかなえる謎の男のいるカフェに訪れる依頼人たちの群像劇。

ザ・プレイス 運命の交差点

イタリアのカフェ「ザ・プレイス」にどんな願い事も叶える謎の男のところに次から次へと依頼人がやってくるのですが、謎の男は願いを叶える代わりに困難な課題を課すという話です。

例えば、子供の病気を治したいとやって来た男には少女を殺せ。とか痴呆の旦那を治したいという老婆には爆弾を仕掛けろ。とかほとんどが犯罪行為ばかりの無理難題。

しかしそんな無理をしてまでも叶えたいことなので依頼しに来た人隊は苦渋の選択をして実行に移すのですが、その結果が他の依頼人たちと繋がっていくところが点と点が繋がって線になるという感じなのですが、この映画の面白いところは彼らが実際に何かを実際にするシーンはなく、全てカフェで謎の男に報告するという会話だけで成り立っているところが画期的。

人の会話を聞いているだけなのにスリリングだったりするからすごいなと思いました。

謎の男も分厚い手帳に依頼人が報告することを事細かくメモをしてそれを使って、調整するかのように他の依頼人にアドバイスをしていったい彼は神なのか人間ではない何かなのか?という謎めいたところも魅力があります。

「おとなの事情」の監督なので群像劇はお手の物といった安定のクオリティでしたが、個人的にはやっぱり「おとなの事情」の方が人間の嫌な部分が暴き出される感じがみごとでこっちの方がよかったです。

予告編