「アンブレイカブル」「スプリット」からの続編。

ミスター・ガラス

2000年の「アンブレイカブル」から続編を作り上げるとはビックリなシャマラン。

不死身の肉体を持つデヴィッドが世直しをして、多重人格のケヴィンは獲物を捕らえ、もろい肉体の代わりに圧倒的な頭脳を持つイライジャが集結するのですが、集結する過程もよかったです。

そして集結するきっかけとなる精神科医役がサラ・ポールソン。彼らをスーパーヒーローであることが幻想であるという事を理詰めで迫り、それぞれ心が揺らいでいくという展開。
アメコミの世界が現実に存在し、コミックを通じて歴史は語られているというこれまでの概念をシャマランが自ら崩しにかかるという展開がすごいなと思いました。

作品全体がコミックの世界観を否定する方向に傾きながらも、その世界観を引用して物事を進めていくイライジャというそのバランスも良い。

三人のヒーローが三つ巴となり誰かと手を組んだと思えば、また違う相手と組んだりしながら二転三転していく展開もさすが。
そしてオリジナルから、成長した息子にイライジャの年老いた母親、ケヴィンに捕まりケヴィンに解放された女の子がそれぞれ同じ人が続投しているところもすごいです。

壮大な設定なのにコンパクトな世界でまとめて広がりすぎないところにサラ・ポールソンの新キャラクターがピッタリはまっていて、映画としてもいいけれど、これは連続ドラマとしてじっくり観たいタイプの作品だったなと思いました。

いずれにしても思いもしない終わり方を含めこれはかなり好みでした。

予告編
おまけ
キャラクターポスター
ケヴィン・ウェンデル・クラム
ケヴィン・ウェンデル・クラム

デヴィッド・ダン
デヴィッド・ダン

イライジャ・プライス
イライジャ・プライス

ミスター・ガラス

ミスター・ガラス