貧困層の少年連続殺人事件を追う精神科医と仲間たちを描いたドラマ。
「ギャングオブ・ニューヨーク」と同じ時代なのですが、あの世界にこんなダークな事件が潜んでいたとはと思う猟奇的でグロテスクな事件を精神科医と新聞の絵描きと女性で初めて正規採用された警察の職員と警察ではみ出し者的存在のユダヤ系の警官二人が事件を追いますよ。
エイリアニストは一種のプロファイラーみたいなものかなと思うのですが、保守的で事件を隠ぺいしようとする警察と知能犯のサイコパスに翻弄されながら事件の真相に迫っていくのですが、これが毎回スリリング。
絵描きのルーク・エヴァンスが探りを入れに街に繰り出したりするのですが、ほぼ毎回痛い目に遭ったり薬を盛られたりとピンチの連続。
ダコタちゃんも女というだけで軽く見られて気の毒なのですが、そこをついて悪徳警官の部屋に入り込み資料を持ってくるという気骨のあるキャラクターが良かったです。
ヘビーな展開でありながらルーク・エヴァンスが何故かみんなに突っ込まれるキャラクターというところがちょっとほほえましところもいい。
主役のダニエル・ブリュールはいちいちみんなに精神分析して自分の心の闇をさらけ出せ。なんて言ってたびたび仲間たちにひんしゅくを買うわけですが、そんな彼自身が一番トラウマを抱えていてプライドも高いという厄介なキャラクター。そんな彼もだんだんと人間味が溢れてくるというか、そんなところも見所でしょうか。
そして当時の貧困層を少年たちは男婦となり、金持ちの特殊な趣味を持つ男たちの欲望を満たしていたという風俗をテーマにしていて、少年たちが次々と惨殺されていくという思いきった切り口と話の展開が良くてエミー賞ノミネートも納得。
殺人鬼よりも腐敗した警察と権力者たちの方が厄介というところも面白かったです。
そしてこのドラマシーズン2が決定した模様で、次回はどんなテーマになるかも楽しみです。
予告編
