竹内結子の「残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―」の前段に当たるホラーオムニバス。
百物語のうち10本の短編で構成されていて100本目が竹内結子の「残穢」という事になっています。
ということで10本あれば印象に残らないものもあれば10分足らずでなかなか面白いものもあったり、オムニバスならではの仕上がりです。
一番面白かったのは「赤い女」でしょうか。イメージとしては「イット・フォローズ」的な謎の女が現れて憑りつかれないように別の子になすりつける的な感じ。
シュールなのは「続きをしよう」墓地で鬼ごっこをしている子供たちが一人ずつ大けがをして脱落していくけれど、誰一人として止めないし、けがをした子は何だかうれしそうに帰っていくちょっと不気味な感じで最後に残った子は・・・みたいな話。
他にもシチュエーション的には全体的に深夜のラジオの空きチャンネルから聞こえてくる女の語りとか、閉めても何故か開いているクローゼットとか深夜の学校、自殺した霊がついてくるとかいかにも日本的な怖さをどれも盛り込んでいました。
「影男」「尾(つ)けてくる」は日本的な恐怖描写が抜群です。
そして無機質な不気味さを盛り上げる竹内結子の特徴のある語り。これのおかげで怪談的雰囲気が増したかなと思います。ほとんど語りっぱなしの竹内結子が一番働いていました。
予告編
