オーソン・ウェルズの戦後復帰第一作だそうです。
田舎町に潜んでいるナチスの残党を追い詰めるサスペンスです。
ナチスの残党はこの田舎町で教師となり判事の娘と結婚して教会の時計も修理して、いわゆるいい人として存在しているけれど、それを追ってきた男が小さな手がかりを基に次第に追い詰めていくわけですが、結婚した奥さんが途中で相手の正体が分かってもそれでもついて行こうとするところが一筋縄ではいかず、中盤以降スリリングに展開していきます。
町にやってきた謎の男、埋めた死体、飼い犬、教会の大時計、薬局とか点と点がだんだんと繋がっていく感じも分かりやすくて良かったです。
残党はというと正体を知ってもついて来てくれる妻のことも信じられず、殺害を企てるも・・・というところからのクライマックスの時計がここで効いてきて古き良き時代のお手本のようなラストが素晴らしかったです。
ナチスの残党なんて誰がやるのかと思ったらオーソン・ウェルズ自身がやっているのも興味深いのですが、ナチスの残党を捕まえるため執念深く追い続ける主人公と過去のことは忘れて新しい人間として生きて行きたいナチスの残党という残酷な時代感もこの時代ならではだなと思いました。
予告編
おまけ

