一人の少年によって外科医の男とその家族がどん底に突き落とされるスリラー。

聖なる鹿殺し

始まってすぐにこれはただ事ではない雰囲気を醸し出す謎の少年のバリー・コーガン。面構えからして不穏な空気を漂わせているだけではなく、話が進むにつれて不条理にもほどがあるという展開がトラウマ映画でした。

とあることがきっかけでコリン・ファレルに付きまとうバリー・コーガン。
彼が家族に近づいたとき、子供たちの身体に次々と異変が起きて弱っていく感じがこれぞ厭な映画っていう感じで、今年はダコタちゃんとガイ・ピアースの「ブリムストーン」がぶっちぎりだと思っていたら、この映画のほうが厭すぎます。

厭の質が違っていて「ブリムストーン」がラース・フォン・トリア調ならば、この「聖なる鹿殺し」はミヒャエル・ハネケ調だったと思います。

そして内容的には何故?を求めるのは無粋なファンタジーというか寓話的なのは監督が「ロブスター」の監督だからでしょうか。
全編通して不安を抱き続けさせる恐ろしい内容はまさかのアリシア・シルヴァーストーンでさえ相当狂って見えてドン引き。

バリー・コーガンの一人勝ちみたいな映画でしたが、サラッと一歩引いた感じのニコール・キッドマンがさりげなくよかったです。

予告編

おまけ
別ポスター
聖なる鹿殺し