名監督が父親で別居中の主人公の元に映画監督の卵たちが転がり込んでくるというロマンティック・コメディ。

ホーム・アゲイン

設定は面白いんですよ。
父親が名監督で娘は普通に育って、でも別居して実家に帰って来て。そして偶然バーで出会った20代の映画監督の卵たちがLAに来たもののお金がないからとゲストルームに泊まることになり奇妙な同居生活かららロマンティック・コメディらしい展開が繰り広げられるのですが、全体的に無難過ぎて感想が難しいタイプの映画です。

イケメンといい感じになったり、別居中の旦那が戻って来て嫉妬したり、おせっかいな母親が若者たちを可愛がったり、娘たちの学校問題があったりとそれなりのエピソードはあるけれど、最高に盛り上がるところもなければ、変なところもなく普通すぎてリース・ウィザースプーンの安定のコメディエンヌっぷりで持っているような感じなんですよね。悪くないんですけど。

人生って色々あるけど続くよね。映画作りも頑張ろうね。みたいな流れになって、決め手のオチみたいなものもないのもこの手の映画としてはマイナス要素でしょうか。
脚本がナンシー・マイヤーズということで、彼女らしいけどこのスタイルちょっと今だと古臭いんですよねとも思ってしまいました。

予告編