「ウォーキング・デッド」の前日譚的なドラマのシーズン2。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド

前シーズンからの続きで、富豪のクルーズ船にのって海に逃げ出した二つの家族。
前半は船の上という閉ざされた空間でのサバイバル劇でした。

正義感溢れるお母さんが助けを求める人を助けようとするも船の持ち主に非情に断られたりするのですが、それでいいと思う。こんな時に人助けをしたら自分がいつかはやられるというサバイバル魂が湧きあがってくる心理を突いた展開であったり、妊婦が助けを求めて乗り込んできたと思ったらギャングの集団だったりと閉ざされた世界だけでも色々と問題が起きてなおかつ、メインキャラクターの過去も明らかになって行きます。

そんなこんなで着いた先はメキシコ。
メキシコ編も二部構成でクルーザーの持ち主の知り合いの安全な地でもひと悶着。
ここを仕切るマダムがゾンビになった身内を地下に匿い共存しているという暮らしをしていて、それを受け入れられない仲間ととのトラブルから終盤の展開になだれ込むわけですが、ここで一緒に行動していたメインキャラクターたちが考え方の相違で3つに分かれる展開が意外でした。

ここで一人行動となる元麻薬中毒の長男ニックが今シーズン大活躍。
闇に憑りつかれたニックは一人安全な村にたどり着き薬の知識やサバイバル能力を発揮しみるみるうちにリーダー格に。
そもそもニックは今シーズンで顔にゾンビの血を塗れば襲われないというすごい事に気が付くのですがそれがきっかけで死に魅せられたりもするんですよね。

お母さんと行動していた長女アリシアと移民系の長女オフェリアも前シーズンでは考えられないくらい逞しくなってゾンビのこめかみにナイフ一刺しでとどめを刺すなんて朝飯前。
絶望の世界で自然と順応しているところが逞しかったです。

一方で頼りがいのあった大人たちも壁にぶち当たり心が砕ける思いをしたりと言う展開もヘビーでした。

考え方の違いで離ればなれになる家族。新しく出会う人たちと考え方の違いで衝突し合ったり、その辺一帯を仕切るギャング的な存在の略奪だったり結局はゾンビよりも人間が一番厄介というところなんですよね結局。

クライマックス離れ離れになった家族が意外と近くにいるってところはやや強引でしたが、後半まさかの人が死んでしまったり、姿を消したりでゾンビのドラマはじっくり描けるから骨太な内容で見ごたえがあります。

ということでいいところでシーズン3に続く。

予告編

おまけ
別ポスター
フィアー・ザ・ウォーキング・デッド