Netflix配信の実際にあった無神論者の女性誘拐事件にまつわる話。

アメリカ一嫌われた女性

60年代のアメリカは授業の前に聖書を朗読することが決まっていたようですが、それを無神論者のマデリン・マリー・オヘアが学校に乗り込み信仰の自由に反すると裁判で訴え勝利したことでたちまち全米の嫌われ者になったという女性です。

しかしマデリンは黒人解放運動っぽいことにも参加していたのでそんなに嫌われることはなさそうなのに口の悪さ時の強さそして時代背景が重なって嫌われ者のレッテルを張られたんだと思います。

そんなマデリン晩年家族とともに誘拐され過去と誘拐時の話が交錯しているのですが、マデリンは相当嫌われているらしく姿を見かけなくなってもだれも気にしないというところが相当な嫌われっぷりでした。

70年代くらいにマデリンはテレビの討論番組で有名な神父なんかと討論して番組は人気を博したようで、これに目を付けた神父が彼女との言い争いをショーとして各地を回り一儲けしていたという腹黒い一面が興味深かったです。結局神父もお金が一番みたいな。
今でいう炎上商法の先駆けだなと思いました。

そんなことで稼いだ裏金を狙われて元スタッフに誘拐され裏金を要求されるという事に巻き込まれるのですが、この顛末マデリン一家も誘拐犯も本人たちにとってはやるせない終わり方や、授業の前に聖書を朗読するなんて今なら絶対出来ないことを60年代は当たり前のこととしてやっていたのを普通の主婦が辞めさせたという功績は大きく、下手したら政治家だってなれたのにその道に行くこともなく人間的にも全く評価されずただ嫌われていた事だけがみんなの記憶に残っているというんだから人生って日ごろの言動が大事だな思いました。

マデリン役のメリッサ・レオは相変わらず強烈なインパクトのあるキャラクターをサラッと演じていてさすがなのもありますが改めてこれが実話って振り返るとすごい話でした。

予告編