シーズン1からのその後の世界を描いたテレビシリーズ。

ウェイワード・パインズ

マット・ディロンの活躍も虚しく街を支配している第一世代と新たに目覚めさせられ街にやって来た医師のジェイソン・パトリックが対立しあいながら、フェンスの外のアビーの脅威が迫りウェイワード・パインズ最大の危機が訪れるという展開になっていました。

シーズン1の途中で大オチを持ってきて仰天させてしまったので前シーズンの後半はそれほどの盛り上がりを見せなくて続編はどうなるのかと思いきや、視聴者としてはウェイワード・パインズという街の世界観を把握している状態なので街の脅威が迫る中、最善の選択は何なのかという決断が前面に押し出されていたと思います。

何が何だかわからないという状態で目覚めた新たな主人公がジェイソン・パトリックというで何か久しぶりに見て感慨深かったです。そして街の建設に初期段階から加わっていたジャイモン・フンスーも新たに追加と演技派を揃えて来ています。
先生業を引退したホープ・デイヴィスはアビーの研究をしていて権力もあるという役どころで再登場。とジェイソン・パトリックの美人妻も登場しますが彼女にも色々と秘密があって登場人物は相変わらず一癖も二癖もありました。

ジェイソン・パトリックと対立する第一世代のリーダーがピルチャーの意志を受け継ぎ過ぎた故に独裁的になっているのですがどうも若すぎジェイソン・パトリックと貫禄が違い過ぎてもうひとつパンチがなかったのが残念でした。
それを補うためか、前作で死んだ人たちがちょいちょい回想シーンとかで出てきて世界観に深みを与えたのはいいアイディアで、特に最終回前にあの人とあの人がああいうう関係というオチがありビックリです。

という最大のショックが最終回前にあったせいで最終回は無難に終わった感じでしたが話の流れと重要そうなキャラクターがあっさりと死んでいく潔さも前作と変わらず全体的に思っていたよりよかったです。

予告編