武器を持たないで沖縄戦を戦い抜いた男の実話。

ハクソー・リッジ

武器を持つことを拒否して苦労した若者が戦地で大勢の命を助けたた話で、沖縄戦のシーンばかりだろうと思っていたらそんなことは全くなく起承転結がこんなにしっかりしているのはないってくらい展開が明確で気持ちが良かったです。

ある原因が武器に対するトラウマにも似たものを植え付け、それが信仰と深いつながりがあり武器に触れなくなるのですが、この主人公が若干変わり者系な感じで周りからちょっと浮いた存在で病院に行って偶然出会った美人ナースに一目惚れ。毎日献血しようとして口説き落とすという嘘のような本当の話。

そんな彼が衛生兵に志願して陸軍に入り優秀な成績を上げるも銃を拒否した時から上官と仲間からの嫌がらせ、逮捕とものすごい苦難の道が描かれていて沖縄のシーンだけですごい人って言う感じではなくデズモンド・ドスという人間を深堀したメル・ギブソンの手腕にあっぱれと思いました。

そして過酷な先頭に入る沖縄編。
倒しても次々と現れる日本へたちに疲弊していき傷ついていく仲間を一人残り助けた時、仲間たちが素直に自分たちの行いを謝罪するところがエモーショナルで、一番嫌っていたリーダー格の兵士と二人で敵地の星空の元自分たちの過去を語りあっちゃうところとかすごくよかったです。

この役「X-ミッション」のルーク・ブレイシーだったんですが、この人主人公のライバルっぽいポジションとか主役より二番手の方が絶対いい味だすと思いました。

アンドリュー・ガーフィールドの相手役がテリーサ・パーマーってちょっと強そうと思ったのと、軍曹がヴィンス・ヴォーン?ってなりましたが久しぶりに戦争映画でいい映画に当たりました。

予告編

おまけ
別ポスター
ハクソー・リッジ