死期が近い母親と暮らす少年のとの間に現れる怪物との話。

怪物はささやく

少年向けなダークファンタジーといった趣でしたが大人でも十分楽しめるというか大人に観てもらいたい感じの完成度の高さ。

母親の死に向き合わなければならない少年、しかもいじめられているというところが切なかったです。子供には酷ですよ。

怪物の話す3つの物語が進むにつれて衰弱していく母親、入院中に世話をしてくれるけど厳しすぎて反りが合わないお祖母さんの関係性とかもよくて、この役がシガーニー・ウィーヴァーなんですがここの所コミカルな役が多かっただけに普通に演技派としてのシガーニーを観てこの人やっぱり上手いなと思いました。

主役の男の子もどうにもならない運命に対してやり場のない怒りを爆発させるところや自分と向き合うところとかグッと来ました。

監督は「永遠のこどもたち」のJ・A・バヨナということで題材もバヨナらしい感じでピッタリマッチ。
そんなバヨナ監督は「ジュラシック・ワールド」の続編を監督するそうで、今までと作風が違うのでどうなるか気になるところです。

予告編

おまけ
別ポスター
怪物はささやく