シリーズ第三弾で完結。

ヘムロック・グローヴ

シーズン2の最後にすごい生き物が出てきてどうなることかと思いきや、それぞれのキャラクターが破滅的な運命に向かっていく最終シーズンでした。

まず、主演の一人ファムケ・ヤンセン。ウピール(吸血鬼)は不死なのにウピールの癌に冒されて余命いくばくかという絶体絶命のピンチ。
自分の精神を転移させるために新しい肉体を探し始めるも幻覚に悩まされてずたぼろにになっていくところが栄華を極めた人生だった前シーズンまでとは打って変わり追い詰められて新鮮。
プライドの高いいつものキャラと幻覚を見て別人格が現れるといういわば一人二役、演技にも熱が入り、癌で肌も崩れて色々隠して整形美な感じのところがファムケ・ヤンセンにピッタリでした。

そしてファムケ・ヤンセン扮するオリヴィアとの愛憎劇がさらに激しくなった息子のローマンはさらわれた娘を狼男のピーターと一緒に探すのですが、とんでもない事をしでかしてショックでした。あのキャラがまさかねという展開に・・・

その他、腹黒そうな博士がいつの間にか覚せい剤中毒になっていたりもしたのですが、案外いい人だったという事実が発覚したり、奇形の娘シェリーが家出して恋をしたりと色々と盛りだくさんでラストは後味悪めでしたが面白かったです。

シーズン1の頃の謎の秘密結社とかウピールVS人狼という構図は完全に途中でどこかに行ってしまいましたが上手くまとまったので良しとします。

予告編