精神病院の院長が会長を務める怪しげな団体に命を狙われることになった犯罪心理学の大学講師の姿を描いたカルト的映画。

殺人狂時代


精神病院のセットがモダンな雰囲気というよりキッチュな感じのこの遊び心で岡本喜八ワールド全開。そんな精神病院で院長をやっているのが天本英世なんですけが選び抜いた患者を殺し屋に仕立て上げて操るマッドサイエンティストぶりがはまっていて正しい天本英世像を今回堪能しました。もちろん仲代達矢との一騎打ちもありまけどこれがお互いナイフ一本で切り付けあう正々堂々としたスタイルで対決するところも気に入りました。

偶然殺し屋に狙われることになった仲代達矢の初登場シーンはこれが仲代達矢?と思うくらいのボーっとしたオタクっぽい風貌で死んだ母親をいまだに何かっていうとママ、ママと呼ぶマザコンキャラに今まで数々のクールキャラを演じてきた仲代達矢のイメージが崩れかけましたけど、眼鏡をとってひげを剃り「大日本人口調節審議会」に立ち向かう決心してからはいつも以上にクールでかっこよかったです。

殺し屋達も、仕込み傘に仕込み松葉杖と仕込み系から剃刀をトランプに挟んで投げつける正統派はもちろん催眠術を使う変り種やアイパッチの中から毒針を出すダリル・ハンナちっくな女殺し屋の登場など次々出てくる殺し屋を観ているだけでも楽しかったです。

予告編