突然妻を事故で亡くした人気作家の再生の物語。

永い言い訳


前から気になっていた西川美和監督作品です。

本木雅弘主演ですけれど、モッくんの冷たい感じオープニングから妻の深津絵里に対する何か感じ悪いところから掴みはOKでした。

愛情たっぷりな感じの深津絵里とは正反対で完全に冷めた感じのモッくん、妻が親友と旅行に行ったその晩に不倫をするもバスの事故で妻が死亡、そこから一緒に事故死した妻の親友の夫と出会いその子供たちの面倒を見ることになり人間味を取り戻していく感じの話でした。

ちょっと距離をあけて人付き合いしてしそうなモッくんのキャラ。
愛していなかった突然の妻の死に泣くこともなく過ごしていたある日、子供の面倒を見るという今までにない非日常を手に入れることによりちょっと楽しいかも?なんて思ったりするもそんなに甘くないという現実を時に残酷に毒っ気のあるユーモアを交えて描かれていて何か分かるかも・・・というシーンが沢山ありました。

小6の子と6歳くらいの女の子との交流が面白く、子供たちとの関係性というかなついていく具合がリアルで感心。
下の子のナチュラルさも見事でしたが上の子の母親を亡くした葛藤なんかもサラッと織り交ぜて話が進んでいくところが見事でした。

そして妻の親友の夫で子供たちの父親役の竹原ピストルって人がよかったです。
粗野な感じでモッくんと何もかも正反対で暑苦しくてまっすぐな男との対比。そんなピストルの前にちょっと仲良くなる女の人が出てくるのですがモッくんちょっぴり嫉妬するというシーンとか人間の嫌な部分が妙にリアルなんですよね。
これが西川美和の独自の世界観なのかなと思いました。

それにしてもモッくんこれで51歳という若さ。
何となくバブリーな衣装も着こなし、髪の毛も伸び放題になって行くのですが全てにおいて見た目がカッコいいというズルさ。
この容姿のモッくんだからこそなりたっている映画でもありますよ。絶対。見た目51歳相応の人がやっても何か違いますもん。

予告編

おまけ
別ポスター

永い言い訳