レコード会社の後継者選びを巡る泥沼劇。


クスリの売人からラッパーになりレコード会社を立ち上げて大成功した男ルシウスがALSで余命が少ないと診断され、3人の息子の誰かに会社を託送とする話ですが、ドロドロした人間関係が面白すぎです。

まずルシウスの罪をかぶって17年刑務所に入っていた元妻のクッキーが出所。
クッキーのガラと口が悪くて観ているだけでワクワクします。自分のことを「あたい」って言いそうなタイプの女ですよ。

3人の息子も歌は歌えないけど大学出で会社を支えるの長男アンドレ、R&Bスタイルでゲイの次男ジャマル、ラッパーでやんちゃな三男ハキームとそれぞれタイプが違い時にケンカしたりするけど大体仲直りする感じのところがよかったです。

そしてルシウスの今の恋人アニカがインテリで元妻クッキーと当然のごとく反りが合わず毎回ほぼケンカ。クッキーに見せつけるようにルシウスといちゃつくアニカにクッキーがイラッとしていましたが、アニカが出張中にクッキーがルシウスに抱かれるというシーンでは仕事が早く終わって戻ってきたアニカが抱かれているところを見てしまい大ショックというベタなシーンに笑いました。
そして極めつけは二人がついに取っ組み合いのケンカをしましたよ。しかもビリヤード台で。息子たちに止められてましたけどこのドラマの一番の盛り上がった場面の一つです。

3人の息子たちもキャラが立っていてよかったです。というか父親のルシウスに実は誰も信頼されていなかったという所も鬼。

長男のアンドレ、音楽の才能がないけれど法律、経済の知識を駆使し会社を守ってきて一番後継者に近いかと思っていたら、嫁が白人だからと信用されていない酷さ。そして心の病を抱えていて後半大爆発。腹黒い嫁のロンダの悪知恵も手伝ってパンチが効いていました。

次男のジャマルはゲイ嫌いの父に子供の頃からごみ箱に捨てられたりしてひどい扱いをされて大人になってもカミングアウトすらさせてもらえず不遇なキャラでしたが、あるパーティー父親のヒットソングをカミングアウトソングに変えて歌いましたよ。
お人のようなルシウスをギャフンと言わせましたが、まさかの隠し子騒動があったりと波乱万丈過ぎでした。

三男のハキームはルシウスに可愛がられて常に調子に乗っていてイラッとするのですが実はそうでもなかったり、同じレーベルの若い子と付き合っていながら本命は年上のカメラマンという年上好き体質。しかもこのしたたかな恋人役がナオミ・キャンベルですよ。
撮影現場が荒れなかったか心配です。

そして毎回出てくる大物スターも本人役で出てきたり架空のキャラで出てきたりとすごい世界。
コートニー・ラブなんて過去のスターで現在はクスリに溺れてお荷物になっているというシャレにならない感じの役どころが攻めていました。

隠し子騒動の落とし前や最終回のまさかのオチで対立の構図が一気にひっくり返ったラスト。ルシウスの極悪非道っぷりと相まって観ている方もひっくり返りました。
意外と人もバンバン殺されてシーズン2も目が離せません。

予告編